GRot the hand(東京大学制作展extra)
Movie
Caption
人間の手は不思議だ。
意識の内部にありつつ限りなく身体的外部に近い存在である。
もしも自分の手が植物と融合したり機械の手になって目の前に現れてきたら、私たちの感情には何かしらの変化が生じるだろう。
テクノロジーは不思議だ。
私たちの手によって生み出されたものでありながら、時に私たちの理解を超える。
この先テクノロジーはこのまま発展するのか、それとも限界を迎えて崩壊するのか、私たちは予想もできない。
この先私たちはどのような時代を経験するだろうか。
果たしてテクノロジーはどのように変容するだろうか。
Grow or Rot ??
この作品では、私たちの手がどのような変貌を遂げるのかを表現しました。
Description
Leapmotionによりハンドトラッキングされディスプレイに映し出された自分の手が、植物や機械など様々な概念と融合し変容する姿を見せ、人間の身体の境界を曖昧に見える作品。奥が見えない箱に手を伸ばし、箱の中を模した映像をディスプレイに映すことにより、HMDを使わずとも自己所有感や自己主体感を高めた。
共同制作者:
宇川拓人
東京大学制作展 Extra “Dest-logy”